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事務局長死す

今年5月から市民オンブズマンいばらきの事務局長を担当していた、取手市の石井喜久雄さんが去る11月18日亡くなられました。  享年84歳でした。

石井さんは関西の松下電器に奉職して労働組合関係で頭角を現し、3万数千人規模の中、トップ15人の中央執行委員の一人になり、当時季語にもなった春闘などで多くの攻防に関わったそうです。 後、関西主流の松下から東京駐在の外様大名のような位置になって、営業などにも活躍されたと懐かしそうに体験談を披露された事もありました。  酒を好まれ、酒に強く銀座赤坂で接待で飲むのも仕事のうち、バブル時代には取手の御自宅まで毎晩タクシーで帰るような事もあったそうです。  数年前奥様を亡くされてからは残された人生で何を為すべきか熟慮され、市民活動、議会改革などに意義を見出し、その関連で6-7年ほど前から市民オンブズマンにも参加されたようです。

新聞記者になるのが夢だったそうで、戦後史を深く研究され大学で教鞭を執るなど評論を何本も書かれ、製本された分厚い論考が式場には何冊も並べられていました。  多額の私費を投入しての「議会ウォッチャー紙」の発行、取手市・茨城県への住民監査請求や住民訴訟にも積極的に関わり、市議選などでは多くの議員がウオッチャー紙に好意的に書かれる事を目指していたとも言われました。

奥様とご一緒に外国旅行も多くされて、見聞広く博識で、談論風発、会員の求めに応じて一陣の風のように話される事も多く論点整理にも長けておられました。 以前から前立腺がンを得ていたようでしたが日常でガンの苦しみ痛みに触れることはなく、3年ほど前雪に転んで足を骨折されたことで活動範囲が狭くなり今年9月には多発臓器不全も判って療養中でしたが、11月肺炎になってから急激に悪化して18日逝去されました。

今年5月『市民オンブズマンいばらき』の定期総会で、会員の多くが高齢化し、病気や家族介護などで動けなくなって、皆が担当を辞退し暗礁に乗り上げて会の消滅も取り沙汰された時、私でよければ、と言って手を挙げ事務局長を引き受けられました。 政務活動費調査にも8月25,26日最初に着手されて後に続く会員を叱咤し 意気軒昂でしたが急激に病が進んだようです。ご高齢であり口調はいつも穏やかでしたが、外見とは異なってその意気は熱い青年のものであり前向きに進んで戦いに斃れた戦死であったとも言えましょう。


故人の遺志という事で、お住まいの近く守谷の葬祭場での葬儀は無宗教、無会派、供花・香典も、僧侶の読経・焼香もなく 遺影に花を飾り、棺に花を投げ入れ献花するだけの静かなものでした。 生前心血を注いだ戦後史の論文や、議会ウオッチャー紙、訴訟報告誌などに遺影が囲まれる中、近隣の市民や元議員、町会自治会、松下関係の方々など100人を超える多数の参列会葬がありました。 合掌。


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Author:オンブズいばらき
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 「市民オンブズマンいばらき」は1997年3月、特定の政党などから独立した一般市民により結成されました。目的は、国や県、また身近な市町村にかかわる不正、不当な行為を住民の立場から監視し是正を図り、その活動を通して市民自身が地方自治の主権者として成長していくことです。

連絡先:ombudsibaraki@gmail.com

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